学園祭の後の長男さん

ぱっと思いついただけの短文です
まあ、はい、内容としてはこんな感じかな

「はあ、なーにしてんだろうなぁ、俺」
空き教室でぐだってるのは藤堂家の暫定家長の丞
楽しい楽しい学園祭なのになぜ彼は嘆いているのか

（ピーク時を避けて行こうと思ったら色々あっていきそびれるし、いけたと思ったら閉店してたし）
大きな後悔があるのだ
「うーん、でもなぁ、相手忙しかったしなぁ」
(俺は店員とかしてなかったけどあっちは違うし)
という理由をくだくだと述べつつスマホの画面をつけては消し、消してはつけ。
(うーん…しかし、なんでまたこんなに気になるのかなぁ）
彼が考えているのは声をかけようとして結局かけれなかったとある人物について。
誰に声がかけれなく、どうして気になっているのかはわかる人にはわかる話なので
本人のためにもあえて言及しない。


外ではまだ祭りを楽しもうとする学生達のにぎやかな声。
キャンプファイヤーもやっていることであろう。お祭り好きな武蔵坂の生徒達のこと。
きっと本祭と同じくらいに盛り上がるのだろう。
「……んー、あー」
＿＿楽しめなかったのなら、今からでも楽しめばいい

画面の電源を入れ、アドレスを呼び出し
「・・・・・・・」
そして止まる。
がんばれ、長男
動き出さないと変わらないぞ



「あ、ミオ？今大丈夫か？」

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呼び方でその人のことをどう思ってるかわかるもんで
タスクは大変わかりやすいです
原則苗字呼び捨て
それ以外の呼び方の人は特殊感情を覚えてるんですよ？